歴史で高得点を取る具体的な方法をこの記事では紹介します。
「教科書を読んでもサッパリ!歴史なんて楽しくない!」って人におすすめです。
というのも、私が学生の時、先生の歴史の授業がとてもつまらなく興味がもてませんでした。
結果、テストでもあまり良い点が取れず、悔しい思いをしたことも何度か。
ただ、今回ご紹介する方法(今教えているのとは少し違うが...)をやり始めたところ、高得点を安定して取れるように。今では自分が教える側の立場で、その勉強法を学生たちにお伝えしています。
歴史がどうしても無理だ!という方、まだ諦めてはいけません。ぜひ記事をご覧ください。
※記事の最後に、まとめも用意しましたので、時間のない方はそちらをご覧ください
目次
まず歴史の流れを掴もう!
ではさっそく高得点を取るための歴史の勉強法を書いていきましょう。
まず大事なのは、大まかな歴史の流れを掴むことです。
ついやりがちなのが、教科書をそのまま覚えようとするものですが、これではダメ。
単語一つ一つをただ丸暗記するより、歴史の流れを掴んでからの方が、まず覚える効率が良くなりますし、応用への対応もできるようになります。
例えば、江戸時代の将軍を一代目から名前だけで覚えるより、エピソードと一緒に覚えたほうが記憶に残りやすいですよね。
そういったことです。
「関ケ原で徳川家康が勝ったから一代目の将軍となりました。」とエピソードで覚えます。
この時、「関ケ原」「徳川家康」「一代目将軍」の3つの用語を、エピソードを交えて覚えることができるのです。
これがまず大前提です。
教科書だけの勉強は、あまりおすすめしない
上記のことを踏まえ、勉強しようとする際、もちろん教科書を使うと思いますが、実は教科書だけで歴史の流れを掴むのはおすすめしていません。
歴史の教科書は、用語や人名と事実だけが、淡々と書かれているように見えてしまうからです。(本当はエピソードも書かれているのですが、解説書っぽくて面白くない。だから見ていらないということ)
ほとんどの場合が、ただ書き写すだけの作業となってしまうので、効率は悪いでしょう。
勉強で大事なのは、「面白み」です。それを補完するのが、エピソードであり、このエピソードをうまい具合に紹介しているのが教科書ではなく、〇〇なのです。
Youtubeや漫画、アニメなどを活用し、歴史の流れを掴む
塾の講師からのアドバイスとして意外かもしれませんが、Youtubeや漫画、アニメなどの活用が鍵となります。
そもそも動画やイラストは、直感的に中身を把握することができますよね。これはテキストである教科書には、ない要素です。
なので積極的にこれらを活用するようにしてください。
はじめにこれらの媒体で勉強をし、流れを掴む、そこから再度教科書を読めば、「あー、そういうことか!」と思えるはずです。
ただ注意してほしいポイントもあるので、そこをご紹介しておきます。
それは出版物(漫画等)やアニメなどと違い、ユーチューブに関しては、普通の素人さんが動画をアップしているのがほとんどであるということです。
つまりは、その内容が正しいのかどうかを見極める必要があります。
最近でも、人気ユーチューバーである、元お笑い芸人中田さんで話題となりましたよね。
もちろん悪い方の話題です。学生に向け、様々なことを教えるユーチューブ動画なのですが、その「正しさ」に疑問を呈す専門家が溢れかえっています。
歴史の研究者でなければ、教育者でもない、中田さん。
その内容が正しいと思い、勉強を進めてしまい、結果テストで間違ってしまった、ということがあるかもしれません。
なので、そういった方の動画を見る場合は、内容を最後に教科書で確かめることを頭の片隅に入れ、見るようにしてください。
それか、そもそもそういった方の動画は見ず、歴史研究者や教育者等の動画見るようにしましょう。
もちろん、丸暗記も必要
さて、流れを掴むことができれば、続いては「暗記」の時間です。
残念ですが、今の学校教育において丸暗記は必須です。これをしないことには、高得点は取れません。断言できます。
先ほどの、歴史の流れを掴むというのは、あくまでこの丸暗記を効率よくこなすための勉強です。
なので、あなたがもし高得点を取りたいのなら、しのごの言わず丸暗記をしてください。
あとこれはちょっとしたポイントですが、歴史の年号は、テスト範囲に関わらず基本的にすべて暗記してください。
どのみち受験においてはすべてを覚えなくてはならないため、日頃から全体の年号を覚えるようにしておきましょう。そうすると、時系列を把握できるので、各定期テストのときも役立つはずです。
暗記ができれば、問題集をとにかくこなす
暗記ができたと思えれば、続いては問題集をとにかく解いてください。
「暗記」といっても、ほとんどが「答え」をただ覚えていっているだけになっているので、「問題」との結びつきができていません。
これだと、もちろん点数は取れないのです。
「徳川家光」と覚えたとしても、それが「何代将軍なのか」を覚えないことには、実際のテストで答えを書けないということです。
その他にも、「征夷大将軍」という難しい言葉を覚えたとしても、それが「どういった意味なのか」を理解していないことには、問題を解けませんよね。
そこで大事なのが、問題集です。
定期テストであれば、学校で配布される問題集。これにすべてが載っているので、何度も何度も解き直し、全問正答できるまで解き直しましょう。
そして難しいのが、受験勉強です。
受験においては、結びつくだろう問題の範囲が広すぎるため、どういった問題を解けばいいのか不安になるはずです。
これはズバリ、基本は受験する学校の赤本、模擬試験、市販の問題集になります。
これらを何度も解き直すことになりますが、「これでも少し多い、もう受験まで時間がない」と思う場合は、やはり学習塾に頼らざるを得ません。
塾では、過去の試験をすべて貯めてその傾向をデータとして保管しています。
そこから次回出るであろう問題を分析し、学生たちに教えるのです。
これだけに頼るのはダメですが、最後の最後、「もう時間がない」となった際は、検討してみてもいいと思いますよ。
地理や政治経済(公民)などを勉強すると、より歴史に対する知識が深まる話
これは完全に受験に向けてのお話です。
なので定期テストの点数で高得点を狙いたい方は、あまり気にしなくていいと思います。
難易度の高い高校や大学を目指したい人にとっては、歴史で点を取るためにも「地理」や「公民」でも頑張りましょう!ということです。
実は、歴史の授業に出てくる用語や単語は、地理と公民の知識があれば、より深く理解することができます。各都道府県の名前や、世界各国の名称、政治の知識は、歴史にもガンガンと登場してくるのです。
これら社会科目全体を満遍なく勉強することで、相互作用が働き、各科目をそれぞれ効率よく理解することができますよ。
まとめ
以上のことが、歴史で高得点を取るために必要なことです。
もっとも、おそらく皆さんがまだ試していないであろう「歴史の流れを掴む」をやってみてほしいです。ぜひ、ユーチューブや漫画をみて勉強してください。
今まで面白くないと思えていた授業も、少しずつ楽しくなってくるはずです。
最後に、重要なポイントをまとめておきます。
- 高得点を取るには、歴史の流れを掴むことが大事
- 歴史の教科書だけで勉強していると、用語や事実が淡々と書いてある場合が多く、覚えにくい
- Youtube、漫画、アニメなどを活用すると歴史の流れをつかみやすい。予習におすすめ
- 歴史の流れを掴み、暗記後に、問題集などを活用し繰り返し勉強を
講師 砂田
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