私学入試まで残り2週間ということで、昨日の中学3年生の授業では、自分が入試をしたときの経験や注意点などをいろいろ話しました。
その中の話題の一つ、自分がやっていたルーティンについて紹介したいと思います。
ルーティンというのは、元メジャーリーガーのイチロー選手が打席に入る前に行う一連の動作や、ラグビー元日本代表の五郎丸選手がキックの前に行う動作のように、毎回決まって行う習慣のことです。
アスリートの中にははこのルーティンを取り入れている選手も少なくありません。毎回決まった動作をおこなうことによって、いつもの自分と比較して、状態の変化にいち早く気付く効果があったり、普段の練習と同じような精神状態をつくり出さ板利する効果があるそうです。
このルーティンはスポーツだけでなく、入試でも効果的なのです。
打席などに向かうアスリートと入試に向かう受験生で似通っているのは、強い緊張状態にあるという点です。
ルーティンを取り入れることで平常心に近づけ、自分の中の最大限のパフォーマンスをするというのはどちらにも共通して必要なことではないでしょうか。
私の場合は、試験管の「はじめ!」の合図でいきなり問題を解きだすのではなく、一度深呼吸をしてから始める、ということをルーティンにしていました。
周りが必死の形相で問題を解き始めている中、ひとり深呼吸をすることで、「よし、自分はいま落ち着いているぞ。」と確認することができ、冷静に問題に取り組むことができた気がします。
もちろん深呼吸にこだわる必要はありませんが、入試は人生でそう何度も経験するものではなく、誰だって緊張してしまうものです。その緊張を少しでも和らげ、平常心に近づけるためにも、何か自分のルーティンを決めてみてはいかがでしょうか。
塾長 増田
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