定期テスト、入試において、文系理系関係なく誰もが必ず通る道である英語。
そんな特に大事である教科の英語が、「残念ながら苦手だ」という方は少なくないでしょう。
苦手な理由は様々考えられますが、恐らく大多数は「英単語が覚えられない」だと思います。
「何度書いても覚えられない」「だんだん単語帳の順番で覚えてきてしまった」と、日々、悪戦苦闘を強いられている。更に、英単語の暗記は膨大な時間を要するため、時間を注ぎすぎると他教科にも影響が出始めてしまう。
しかし、どんなに暗記が苦手な子でも、学校や塾の英単語テストにて、みるみる点数を上げた勉強法が存在します。
今日はその英単語を、より効率よく覚える勉強法を紹介するので、英語が苦手な子はぜひ最後までお読みください。
目次
勉強法の解説!4つのステップで覚える
では実際に勉強法を解説していきます。
今回は、4つのステップに分けて英単語を覚えていきましょう。
ステップ1:英単語テストの仕組みを理解しよう
まず、英単語テストの仕組みを考えてみましょう。
英単語テストで点数を取れない子に「どうすれば点数が上がると思う?」と聞くと「暗記する」と決まって返ってきます。
当たり前だと感じる答えですが、これでは実は不十分。具体的なアクションにつながりません。
英単語テストというのは、「日本語から英語」「英語から日本語」という言語変換の能力を問われているテストです。
つまりは、言語を正しく変換することが出来れば、点数がもらえるという単純な仕組み。
また英単語テストだけでなく、長文読解においても「英語から日本語」の言語変換を問われていると考えることが出来ますよね。
テストは、戦や勝負事と同じく、まずは敵を知ることが重要です。
英単語テストの仕組みをしっかり理解することで敵を知り、対策することが出来るようになります。
ステップ2:正しいスペル、アクセント、発音を確認しよう
暗記をしていく前に、まず大前提として気を付けなくてはいけないことがあります。
それは、間違ったまま覚えないことです。
せっかく言語変換が出来ても、スペルが間違っていれば問答無用でバツになります。
なので最初は、丁寧にスペルを確認しましょう!
またアクセントや発音を覚えれば、リスニング能力の向上にもつながるため、必ずチェックしてください。
発音が分からない場合、学校では辞書で調べることを勧められると思いますが、ここは方法を問いません。もっともスピーディーに調べることのできるツールを使うようにしてください。
個人的には、Weblio英和辞典・和英辞典で調べるのがもっとも効率がいいと思うので、ぜひ活用してみてください。
ステップ3:実際に変換してみよう
ここからいよいよ暗記をしていきますが、まずは暗記したい単語数を設定します。
最初は4~6単語がおすすめです。
単語帳の英語、日本語のどちらかを隠し、実際に変換してみましょう。
変換できなかった場合は答えを見て確認し、付箋やチェックなどの目印を付けておきます。
設定した単語全て変換が終わったら、また同じことを繰り返していきましょう。
出来るまで繰り返し、2回連続で満点が取れるようになったら新しい単語を設定し、同じことを繰り返すのです。
この時、時間があるなら、書いて答えるのがおすすめ!
実際の単語テストも書いて答えますよね。なので、なるべく書くようにしてください。
※ただ一度、書けたものに関しては、時間短縮のため次からは書かないようにしましょう。とくに受験勉強のように膨大な量の英単語を覚える場合は、書くことはむしろおすすめしません。指でなぞったりがいいと思います
ステップ4:何度も何度も復習する
「ステップ3:実際に変換してみよう」の時点で、普段よりも単語が暗記できるようになったと感じませんか。
しかし、これだけでは足りません。
あなたは、今日覚えた単語を来週まで覚えていられると思いますか?
エビングハウスの忘却曲線として有名な話ですが、人間は1日経つと覚えたことの66%を忘れてしまいます。
せっかく質を上げて暗記したとしても、忘れてしまっては意味がありませんよね。
そのため、毎日暗記し直す必要があるのです!
「また同じ作業をやるの!?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、厳密には違います。
むしろ、同じ作業をやらないために毎日暗記し直すのです。
やることは1つ。
「5分程度、覚えた単語を見て、頭の中で変換できるか確認する」
これだけです。
全て変換できていれば、それで復習終了。
忘れた単語があれば、その単語だけを暗記し直します。
確認するだけであれば、朝の移動時間や休憩時間、寝る前でも行えるでしょう。
トレーニングと一緒で、質を高めるのは考え方ですが、質を維持するのは量です。量ゆえに質が成り立っていることを覚えておいてください。
まとめ:単語覚えはテクニックではなく、正しい方法を前提とした量
以上のステップをこなすことで、効率よく英単語を覚えることが出来ます。
この英単語の覚え方は、いわば「テストを何度も答えている」と同じことになるので、実際の英単語テストのときも、同じように答えることができるはずです。
巷では「青ペンで練習すると覚えやすい」「ガムを噛みながら練習すると良い」といったテクニックが紹介されています。
もちろん中には、効果があるものもあるのでしょうが、小手先の手品に流されず、王道を愚直に淡々とこなすことが重要です。
以上。最後まで読んでくださった方々が英単語を乗り越えていっていただければ幸いです。
講師 砂田
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