定期テストも終わり、「夏休みまでもうテストもないし消化試合だ」と思う学生も少なくない時期になりました。
「夏休みになったら何しよう?」その計画に心躍らせるのも長い夏休みならではです。
さてここで問題になってくるのは夏休みにも勉強をしっかりやっておかないと、夏休みにしっかり自分で考え勉強した人との間に今後覆すのが困難になる高い高い壁ができてしまう点です。
夏休みといえば、遊び、祭り、そして「こんな量出すなよ」と思ってしまう宿題があります。
塾で宿題をやる、家で一人でやる…それならまだ問題とはならないでしょう。
しかし答えをとりあえず埋めて出す、夏休み終盤に無理矢理終わらせる、そのような考えでいると大変危険です。
まず夏休みの宿題への取り組み方ですが大まかには以下のようになると思います。
①初日~1週間程度で終わらせる→あとはダラダラorそのあとも真面目に勉強
②毎日30分~1時間コツコツ
③最終日手前に一度にやる。またわからない問題は適当に答えるか空欄のまま
④夏休みあとに配られる解答の丸写し、友達の答えを写す。
③、④のパターンがやはり少し不真面目な生徒、勉強が嫌いな子には多くいると思います。
この中のどれに近いかを考えてください。
目的が宿題を終わらせることになっていないでしょうか?
夏休み前に勉強のプランの見直しを考えるのも大切なことです。
自宅や塾でしっかり自分の勉強法というものを持っておらず、「まだ夏だしテスト(受験)に焦る時期じゃないし…」
と考えてしまう子で夏休みの宿題以外に勉強する時間を設ける子は多くはないでしょう。
ですが夏休みの宿題はこれまでに習った内容の復習として出される課題です。
この時期(夏)にしっかりやっておけば夏休み明けの実力テスト、更には受験などが近づいたときにまだ覚えていないという事態を避けられるはずです。
では夏休みの課題を終わらせ次のページへ…といった行為を繰り返すやり方でいいのか?
まったくやらないよりはいいでしょう、しかし一番最後のページが終わったとき、英語なら途中にあった単語、文法は覚えられていますか?数学の公式、社会の年代や場所、名称、理科、国語にも覚えるべきことは多くあります。 そういったものをしっかり覚えた時こそ夏休みの宿題を本当の意味で「終わらせた~」と言えるようになるのです。
では参考までに一つの勉強法を挙げておこうと思います。
例えば「今日はp1~p5まで終わらせた」なら次の日勉強するのはp6~ではありません。
前の日に行ったp1~p5をもう一度見直してからp6を始めるのです。
その次の日も続きからではなくまた最初から、最後のページを始める日も最初のページから見直してからその日のやるところを
はじめていくのです。
また、文中や問題の中に分からない言葉が出てきたときはそれについても調べ覚えていくといったことができればベストです。
また細かいことではありますが、問題を解いているときに
「あれ?これってなんだっけ…、どっかで見た…」ということもあるかと思います。
そんな時はしっかり調べて、自身に定着させてください。
そういった細かい勉強、復習ができる期間が夏休みなんだという考えを少しでも持ってこれから始まる夏休みに臨んでほしいです。
勉強だけをしろとはいいません、ですが遊んでいるだけではいけません。
しっかりメリハリのある生活をして充実した夏休みを過ごしてください。
講師 黒川
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