字がきれいだというのはそれだけで自分の長所になります。
大人になると文字を書く機会は減るかもしれませんが、ふとした時にメモ書きやサインを見て、字がきれいだとそれだけで「おっ、この人はしっかりした人だな。」という印象を持ちます。
逆に字が汚いと、普段どんなにしっかりした人だったとしても少しガッカリします。
学生時代はなおさら文字を書く機会が増えます。
テストの採点をしていても、字のきれいな生徒であれば例え答えが間違っていても、途中まであっていれば途中点をあげたくなります。汚い字の答案は採点する気も失せます。
すみに書いてある筆算や計算式では答えが出ているにもかかわらず、その字が汚すぎて自分が騙され、答えに写す際に間違える。
ギャグマンガのようなミスですが、生徒の間違え直しを覗いているとこれがよくあるんです。
とにかく、字が汚いということは、受験はもちろん、日々の生活や社会に出てからでさえ、自分にとって不利に働いてしまいます。
美しい文章は美しい文字から。字が汚い人には美しい文章を書くことも難しい問題を解くこともできません。
では字をきれいに書くにはどうすればよいのでしょうか。
きれいな字を真似る
「学ぶ」の語源は「真似ぶ」から来ているというのは有名な話ですが、物事を上達させるにはまずは真似をすることから始まります。
字がきれいな人は絵を描くのも比較的得意な傾向があります。その絵を描くのが得意な漫画家さんたちも最初は自分の好きな漫画のキャラクターやシーンを真似て描いていたそうです。
絵にせよ、字にせよ、まずはお手本となるものを模写することから始まります。
その後、自分の脳内でお手本のようなきれいな字をイメージできるようになり、それを紙の上に再現していきます。
まずは平仮名から始めてみましょう。平仮名がきれいに書けない人はカタカナや漢字もきれいに書けません。50音を一日に2周、お手本を見ながら丁寧に書いていってください。
時間的には15分ほどですが、じっくり書くと、ひらがなを100個書くだけでも意外と疲れると思います。
しかし、ひらがなの丸みを帯びた美しい形をお手本のように書けるようになれば、漢字やカタカナもそれなりにきれいに書けるようになっているはずです。
その上で、苦手な漢字やカタカナは別途お手本を見て練習してみてください。
お手本はwordで打ち込んでプリントアウトして様なものでも構いませんし、面倒ならスマホでメモ帳に打ち込んでそれを見ながら書いてみてもかまいません。(スマホは見にくいのであまりおすすめはできない。)
ちなみに書体は「楷書体」か「明朝体」がおすすめです。
美しい文章は美しい文字から。字をきれいにするために毎日15分頑張ってみてください。
塾長 増田
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