勉強法

脳科学から考える「塾」と「学校」の活用法!学校の授業を聞かないのは"ダメ"!

 

「私は塾で勉強しているので学校の授業は聞きません。」

「学校の先生の授業はわかりにくいから聞きません。」

 

冗談のように聞こえるかもしれませんが、こんなことを平気で口にする生徒は少なくありません。私たちへのアピールのつもりなのか、塾で誇らしげに言ってくる子もいます。

教育実習に行った学校では、授業中に塾のテキストを堂々と開いている生徒もいました。

 

一部のずば抜けている生徒、特に受験に学校の成績を利用しない高校生であれば、この行動は“アリ”かもしれません。しかしその他の、ほとんどの生徒にとってはこの行動マイナスでしかありません。

この事を今回は「入試制度」と、「脳科学」の両面から説明していきます。

 

内申点を下げるのはバカのすること

高校入試では、入試本番のテストの点数と内申点がほぼ五分五分です。学校の授業は聞かなくて良いと豪語するほどですから、さぞかし成績もよいのでしょう。

しかし、5を取ろうと思うと、「関心・意欲・態度」の観点でもA評価をもらわなくてはなりません。授業を聞かない生徒にAは付きませんから、5が取れません。

 

9教科でそれぞれ1段階ずつ評価が下がると、副教科は2倍なので13点下がります。3年間だと39点分下がりますが、これは入試本番のテストで1教科分0点をとるのと変わりません。

授業中の自習にそれをカバーできるほどの学習効果があるとは思えません。

 

むしろ争うレベルが高ければ高いほど、全員が入試のテストでは満点に近い点数をとるので、内申点が合否を分けますそれがわかっている賢い子であれば授業をおろそかにはしないはずなのです。

 

エビングハウスの忘却曲線

次に脳科学の面から見てみましょう。皆さんはエビングハウスの忘却曲線というものをご存知でしょうか?

 

まず大前提として、人は一度学んだことを全て記憶しておくことは不可能です。

その場では理解していても、一度眠るとその大部分を忘れてしまいます。

 

しかし、その学習内容をもう一度学習すれば、一度目よりも短い時間で理解することができ、眠ったとしても忘れにくくなります。

1回より2回、2回より3回、3回より4回……というように繰り返し学習しなければ定着しないように脳は作られています。

 

学校の先生で、記憶力があまりよくない先生はいませんか?

例えば昨日した約束を忘れてしまったり、朝の会でした話を帰りの会でもう一度したり、というような先生です。

 

しかし、そんな先生でも自分の教えている教科の用語は決して忘れないはずです。

それは、一年に何クラスにも同じことを教え、さらに毎年同じことを繰り返し教えるからです。

 

このことを自分の勉強に置き換えると、塾の授業で1回目の学習をします。ここで理解できていたとしても、次の日になればほとんど忘れてしまいます。

その後、塾の宿題で2回目の学習をしてやや定着させます。さらに学校の授業で3回目、学校の宿題で4回目、テスト前の勉強で5回目、6回目……

 

これができている生徒は、いざ受験となって昔の復習をした時に、たとえその時は忘れていたとしてもすぐに思い出すことができます。

1年生や2年生の定期テストでは同じ点数だったとしても、5回も6回も繰り返し勉強した上での90点と、前日に詰め込んだだけの90点では、全く違う意味を持つのです。

 

まとめ

上記のことを考えると、「私は塾で勉強しているので学校の授業は聞きません。」という発言がどれほどもったいないことなのかがわかるでしょう。

 

人の脳は一度で完ぺきに覚えられるようにはできていません。

塾で一度学んだ内容でも学校の授業はしっかり受けてください。

 

最初にも言ったように、普通科から難関国公立大学を狙ったり、公立中学から専門学科や難関私学を狙うなど、かなりレベルの高い生徒で、なおかつ学校の授業では基礎内容しか学べない、という場合を除き、学校の授業はきちんと受けた方が確実に得なのです。

 

The following two tabs change content below.

塾長 増田

学習塾 Step by Stepの塾長。担当は数学と理科、国語。
オンライン授業
無料体験のお申し込みはこちら

-勉強法

Copyright© 学習塾 Step by Step , 2020 All Rights Reserved Powered by takeroot.